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何度倒れても、また立ち上がる。 ロッキー藤井です。
「もう怒らない」 そう何度決めても、また怒ってしまう。
社員の仕事を見ていて、思い通りにならないと腹が立つ。 何度言っても同じことを繰り返されると、癇癪玉が破裂する。 家族に対しても同じでした。
そして怒ったあとで、 「またやってしまった……」 と後悔する。
そんなことはありませんか? 実は、これは長年の私そのものでした。
私は昔から、癇癪玉がひどい人間でした。 会社でも、家庭でも、何か気に入らないことがあると、突然、癇癪玉が破裂する。
もちろん、自分でも分かっていました。 「怒らない方がいい」 「もっと穏やかに話した方がいい」 「次からは絶対に怒らないようにしよう」 何度もそう思いました。
ところが、直らない。 しばらくすると、また同じことを繰り返す。
だから私は、いつしかこう思うようになりました。 「これは、生まれ持った性格なんだ」 性格なのだから仕方がない。この歳になったら、もう直らない。 そう諦めていたのです。
| 第2幕 製麺機の「バリ」でも、癇癪玉が破裂しました |
今でもよく覚えていることがあります。 大和製作所の製麺機は、ステンレスをたくさん使っています。
製麺店のお客様は、水を使う仕事が多いため、手がふやけています。 ステンレスの切断面に少しでもバリが残っていれば、手を切って出血するかもしれません。
だから私は工場を歩くと、製麺機のステンレスの端を手で触って確認していました。 そこでバリを見つけると、 「何で、こんなものを残しているんだ!」 癇癪玉が破裂するのです。
私には、理由がありました。 「お客様に怪我をさせてはいけない」 これは間違っていない。だから私は、「自分が怒るのにも理由がある」と思っていました。
しかし、今振り返ると、お客様を守ろうとすることと、癇癪玉を破裂させることは、別の問題だったのです。 |
| 第3幕 ところが77歳の時、思いがけないことが起きました |
私は自伝を書くために、自分の人生を最初から振り返り始めました。 子どもの頃。両親との関係。仕事。結婚。会社経営。数え切れないほどの失敗。 そして、さらに遡って、祖父のことまで振り返りました。
そのとき、私の中で、それまでバラバラだったものがつながりました。 そして、私はこう理解したのです。
「この癇癪玉は、私が自分一人で作ったものではなかったのではないか」 私は、自分の癇癪玉の原点が祖父にあると気づいたのです。 |
その瞬間でした。心が、いっぺんに軽くなりました。 それまで私は、「どうして自分は、こんなに怒るんだ」「どうして何度反省しても直らないんだ」と思い続けていました。 そして最後には、「自分は、そういう性格の人間なんだ」と諦めていました。
ところが、「そうだったのか」と、自分の中で腑に落ちた。 すると、それまで自分を縛っていたものが、スーッとほどけていくような感覚がありました。
ここからが、私自身にも信じられなかったことです。 あれほど長い間、私を苦しめてきた癇癪玉が、 それ以降、一切出なくなったのです。
我慢しているわけではありません。 怒りが湧いてきて、それを必死に抑えているわけでもありません。 癇癪玉そのものが出なくなった。
何十年も、 「生まれ持った性格だから、一生直らない」 と思っていたものが、77歳になって消えたのです。 私は、自分自身が一番驚きました。 |
| 第5幕 「性格」と思っていたものは、本当に性格なのだろうか? |
この体験が、現在の私の「根っ子学」につながっています。 人は、何か問題が起きると、表に現れた行動を変えようとします。
怒らないようにしよう。 我慢しよう。 もっと人に任せよう。 もっと自信を持とう。 もっと前向きになろう。 もちろん、それで変わることもあるでしょう。
しかし、私の場合は違いました。行動を変えようとしても、何十年も変わらなかった。 ところが、自分の人生を遡り、「なぜ、自分はこうなったのだろう?」と、その出どころを探していったとき、大きな変化が起きました。
私はこの経験から、 「性格だから仕方がない」と思っているものの中にも、まだ自分自身が知らない背景があるのではないか と考えるようになりました。
もちろん、誰もが私と同じように変わると言っているわけではありません。 また、祖父から癇癪そのものが直接受け継がれたと証明されたわけでもありません。 これは、あくまで私自身に実際に起きた体験です。しかし私にとっては、77年間の人生観が変わるほどの出来事でした。
「これは自分の性格だから、もう直らない」と諦めていることが。
・すぐ怒ってしまう。 ・人に任せられない。 ・何でも自分で抱え込んでしまう。 ・人からどう思われるかが怖い。 ・失敗するのが怖くて動けない。 ・自分に自信が持てない。 ・家族と、いつも同じことでぶつかってしまう。
頭では分かっている。何度も直そうとした。それでも、また繰り返してしまう。そんなことはありませんか?
私は現在、「分かっているのに、なぜか変えられない」という経営者の問題を研究しています。 そして、その人の人生を遡ることで、今まで本人にも見えていなかった「根っ子」が見えてくるのではないか。それを一つひとつ確かめています。
だから今日は、商品を売るためではなく、皆さんに教えていただきたいのです。 「性格だから仕方がない」と諦めていることはありませんか?
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何度倒れても、また立ち上がる。 ロッキー藤井 経営歴51年・根っ子学創始者 |
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