熱心なのに、なぜ会社が伸びないのか。
問題は、頑張りではなく
「見えないブレーキ」
かもしれません。
私は「忙しく働くこと」と
「経営すること」を勘違いしていました。
経営者の皆さまへ。
今日は、少し耳の痛い質問から始めます。
そんなことはありませんか。
実は、これは私自身の話でもあります。27歳で独立してから、新しい機械を考え、問題を解決し、お客さまの声を聞き、社員へ指示を出し、朝から晩まで会社のことばかり考えてきました。
だから長い間、「これだけ一生懸命やっているのだから、自分の経営は間違っていない」と思っていたのかもしれません。
熱心ではあった。
しかし、進化してはいなかった。
毎日、同じことを一生懸命繰り返していたのです。
THE BUSY TRAP
「忙しい」は、経営者にとって
危険な言葉かもしれない
社員から相談される。お客さまから連絡が来る。銀行と話し、数字を確認し、会議に出て、トラブルを解決する。
一日が終わると「今日もよく働いた」と思う。そして翌朝、また同じことが始まります。
忙しいことと、会社が前へ進んでいることは、同じではありません。
忙しすぎる経営者ほど、一度立ち止まって「なぜ私は、こんなに忙しいのだろう?」と考える必要があるのかもしれません。
THE OWNER BOTTLENECK
会社が自分なしでは回らない。
それは、本当に自慢できることか。
創業期には、社長自身が営業、開発、採用、資金繰りまで担う必要があります。しかし会社が成長しても「自分がやらなければ」を続けると、構造が固定されます。
人が育たないのではなく、
経営者が「育つ余地」を奪っていることもある。
これは社員だけでなく、後継者についても同じです。
LIGHT AND SHADOW
経営者の「長所」が、
会社のブレーキになることがある
たとえば責任感。責任感があるから逃げず、約束を守り、最後までやり遂げ、社員や家族を守ろうとします。これは素晴らしい「光」です。
約束を守る
最後までやり遂げる
会社を守る
人に任せられない
完璧を求める
自分の目が届かないと不安
問題は、責任感をなくすことではありません。大切なのは、自分を成功させてきた力が、今は会社の成長を止める力になっていないかと点検することです。
BEFORE MORE EFFORT
「もっと頑張る」が、
解決策にならない時がある
業績が伸びない。人が育たない。後継者とうまくいかない。新規事業が進まない。そんな時、真面目な経営者ほど、さらに早く出社し、細かく確認し、社員を指導します。
アクセルを踏む前に、
サイドブレーキがかかっていないかを見る。
MY INVISIBLE BRAKE
私にも、見えないブレーキがあった
私の場合は、「自分の知っている世界の中で、答えを探し続けていたこと」でした。
製麺機の会社だから製麺機をもっと良くする。同じ業界、同じお客さま、同じ問題を見る。同じ世界で同じ問いを繰り返せば、答えも大きくは変わりません。
私を変えたのは、まったく異分野の経営者との出会いでした。そこで初めて、「大和製作所は何のために存在しているのか?」という問いが生まれました。
使命を変えると、365日メンテナンスや麺学校へ発展し、会社が大きく伸びました。私に必要だったのは、もっと頑張ることではなく、一度、自分の常識の外へ出ることだったのです。
WHEN THE SAME PROBLEM RETURNS
環境を変えても、なぜか同じ問題が繰り返されるなら
会社が伸びない原因を、経営者の内面だけで説明することはできません。市場、商品、資金、競争、人材の問題もあります。
しかし、環境を変え、人を変え、経営手法を変えても、同じ問題が形を変えて戻ってくるなら、一度だけ経営者自身の「根っ子」を見る価値があります。
影根っ子を消すのではありません。その力が何を守ろうとしているのかを知り、もう一度「光」として使える状態へ戻します。
FOUR QUESTIONS
「もっと」の前に、一度自分を見る
私はなぜ、これほど忙しいのか?
なぜ、人に任せられないのか?
なぜ、同じ問題が何年も繰り返されるのか?
私を成功させた長所が、今は会社のブレーキになっていないか?
ここを見るだけで、経営の景色が変わることがあります。
見えないものは変えにくい。
しかし、見えるようになれば変えられる。
根っ子学®は、経営者の体験、価値観、使命、恐れ、思い込み、判断の癖を言語化・構造化し、経営、家族、承継に生かせる形へ整える技術です。
経営コンサルでも、自己啓発でも、スピリチュアルでもありません。経営者の内的構造を扱い、本人が気づき、選び直し、行動へ変えるための伴走です。
今日、あなたに一つだけ質問します
私が会社の成長を止めているとしたら、それは何だろう?
少し怖い質問です。しかし、この問いに向き合えることこそ、経営者にとって大きな強さではないでしょうか。
「任せられない」「忙しすぎる」
「後継者と衝突する」「同じ問題を繰り返している」
一言でも大丈夫です。正解はありません。私は一つひとつ、真剣に読ませていただきます。
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経営者の「見えない根っ子」を見つめ、会社が本来持つ力を引き出すための気づきを週に一度お届けします。
