墓標の名前を見ながら、ふと思ったこと

私の中には、
ご先祖さま全員
生きている。

私たちは、一人でここまで来たのではない。
見えない根っ子で、過去とも未来ともつながっています。

今日も、お盆の墓参りに行ってきました。

ご先祖さまのお墓の前に立ち、手を合わせました。そして、墓標に刻まれた一人ひとりの名前を、改めて眺めていました。

何度も見てきた名前です。ところが今日は、なぜかいつもと違って見えました。

一人の名前、その次の名前、さらに前のご先祖さまの名前を見ているうちに、ふと思ったのです。

「この人たち全員の血が、
今の私の中に流れているんだな」

当たり前のことです。でも今日は、その当たり前が妙に胸に響きました。

たった一人でもいなかったら今の私は、存在していません。

名前しか知らないご先祖さまもいます。どんな顔で、どんな仕事をし、何を喜び、何に苦しみ、誰を愛したのか。私はほとんど知りません。

それでも、一つだけ確かなことがあります。

その人たちが懸命に命をつないでくれたから、今ここに私がいる。

I THOUGHT I CAME ALONE

私は、自分一人で
ここまで来たと思っていた

私は27歳で会社を辞め、独立しました。それから約50年間、経営者として走ってきました。

若い頃の私は、「自分の人生は、自分で切り拓くものだ」という気持ちが強かったと思います。

自分で考える自分で決める自分で責任を取る自分で道をつくる

その強さがあったからこそ、長い経営人生を続けることができました。

しかし墓標を見ながら、少し違う問いが生まれました。

本当に私は、自分一人の力で
ここまで来たのだろうか。

WHAT WE INHERIT

顔も知らない人から、
私は何かを受け継いでいる

ご先祖さまから受け継いだのは、血だけなのでしょうか。

物事の考え方粘り強さ怖がりなところ頑固なところ人を大切にする気持ち家族を守る気持ち困難から逃げずに踏ん張る力

もちろん、すべてを血筋だけでは説明できません。人は環境や経験、出会った人からも大きな影響を受けます。

それでも「自分」という人間は、
自分一人でつくったものではない。

私は「根っ子」を、自分と、ご先祖さま、祖父母、両親、家族、そして人生で出会った人たちと一緒につくり上げてきた「心の土壌」だと考えています。

THE UNSEEN FOUNDATION

木は、自分の根っ子を
見ることができない

地上に出ている幹や枝や葉は見えます。しかし、その木を支える大切な根っ子は、土の中に隠れています。

目に見えるもの肩書・仕事・会社・財産・実績・行動
見えない根っ子父母から受け取ったもの・家族の価値観・ご先祖さまから続くもの
それらが土の中でつながり、
今の私を支えている。

私は、その見えない内的構造を「根っ子」と呼んでいます。

LIGHT BEHIND THE SHADOW

根っ子には、光も影もある

受け継いできたものが、すべて心地よいものとは限りません。

厳しさ恐れ頑固さ家を守る責任感失敗してはいけないという不安

しかし、それを単純に悪いものとして切り捨てる必要はないと思います。戦争、貧困、食べることさえ難しかった時代には、その厳しさや恐れが家族を守るために必要だったのかもしれません。

影根っ子を責める前に「これは、もともと何を守るために生まれたのだろう」

影の奥まで掘っていくと、そこに愛や祈りという光根っ子が見つかることがあります。

THE PERSON BEHIND ME

そして私は、家内のことを思いました

今の私の根っ子を一緒につくってくれた人がいます。その一人が、家内です。

私が27歳で会社を辞めて独立した時、将来の保証などありませんでした。親戚から反対された中でも、家内は反対しませんでした。

私は、会社をつくる、製品をつくる、お客さまを増やす、会社を大きくすると、前ばかり見ていました。

私が前だけを見て走れたのは、
後ろを守ってくれた人がいたからです。
01家内の苦労
02家族の我慢
03社員の努力
04お客さまの応援

私の成功は、私一人の成功ではありませんでした。そしてさらに奥には、命をつないでくれたご先祖さまたちがいました。

ONE TREE, MANY ROOTS

私は一本の木です。
しかし、私一人で生えてきた木ではありません。

過去ご先祖さま祖父母父・母
現在
未来子ども次の世代

私の人生でありながら、私一人だけの人生ではありません。

そして私自身も今、
次の世代の「根っ子」になりつつある。

WHAT WILL WE LEAVE?

人生後半の仕事は、
「どんな根っ子を残すか」

私が子どもに何を伝えるか。孫にどんな姿を見せるか。社員にどう接するか。困った時にどんな態度を取るか。

人に感謝できるか失敗した人を許せるか困難の中で平常心を保てるか自分の使命を行動で示せるか

それらが30年後、50年後、子どもや孫、社員や後継者の「根っ子」の一部になっているかもしれません。

形として残せるもの会社・財産・株式・経営権
生き方として残るもの感謝・信念・愛・使命・平常心

会社や財産を残すことも大切です。しかし、それ以上に「どんな根っ子を残すか」が、人生後半の大切な仕事ではないでしょうか。

NEKKOLOGY®

見えない根っ子を見つめ、
過去の意味と未来の選択をつなぐ。

根っ子学®は、ご先祖さまや家族から受け継いだ価値観、人生経験、使命、恐れ、思い込み、判断の癖を言語化・構造化し、人生、経営、家族、承継へ生かせる形に整える技術です。

経営コンサルでも、自己啓発でも、スピリチュアルでもありません。

人と会社を内側から動かしている構造を見つめ、本人が気づき、選び直し、次世代へ何を残すかを考えるための伴走です。

最後に、あなたにも一つだけお聞きします

あなたの「根っ子」を
つくってくれた人は、誰ですか?

お父さん、お母さん、祖父母、奥さま、恩師。もうこの世にいない方でも構いません。

「私の根っ子をつくってくれたのは○○です」

一言だけでも、ぜひお聞かせください。一つひとつ、大切に読ませていただきます。

ロッキー藤井へ一言送る

命をここまでつないでくださって、ありがとうございます。

私たちは、一人でここまで来たのではない。
見えない根っ子で、過去とも未来ともつながっている。

FREE NEWSLETTER

自分の根っ子を知ることから、未来が変わり始める。

家族、経営、承継、人生の出来事を、表面だけで終わらせないための気づきを週に一度お届けします。






経営者の根っ子レター
© 根っ子学® / ロッキー藤井
上部へスクロール
藤井 薫 オフィシャルサイト