火曜・根っ子仕事術

忙しい人ほど、
「本当に大切な仕事」
できていない。

人生と会社を変える「第2象限」の時間。

今日は最初に、一つ質問をさせてください。

昨日一日、あなたは「忙しかった」ですか?

多くの経営者が「忙しかった」と答えるでしょう。では、もう一つ質問です。

昨日一日で、
「会社の未来を変える仕事」に何分使いましたか?

電話、メール、会議、お客さまへの対応、社員からの相談、銀行との話、見積書の確認。一日中動き回って、気がつけば夕方。「今日もよく働いた」と思って帰る。

ところが、こんな毎日を一年続けても、会社の未来はほとんど変わっていないことがあります。

忙しいことと、成果を上げることは同じではない。

予定が埋まっていることではなく、未来を変える仕事を選べたかが大切です。

時間の4象限

「緊急度」と「重要度」で、
仕事を見直す

スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』では、時間の使い方を緊急度と重要度で4つに分けます。

第1象限|緊急 × 重要

今すぐ対応する仕事

重大なトラブル、クレーム、納期直前の仕事、資金繰りなど。放置できない問題です。

第2象限|緊急ではない × 重要

未来をつくる仕事

将来計画、人材育成、健康、新商品、新市場、家族との対話、後継者育成、事業承継、学習。

第3象限|緊急 × 重要度が低い

反応させられる仕事

重要に見える割り込みや、他人の都合だけで急がされている仕事です。

第4象限|緊急ではない × 重要度が低い

時間を消耗する行動

目的のない閲覧、惰性の作業、価値を生まない時間の使い方です。

FranklinCoveyの公式解説でも、重要な目標に結びつくことへ時間を守り、特に「緊急ではないが重要なこと」へ取り組む価値が説明されています。

未来は催促しない

会社の未来を変える仕事は、
今日やらなくても困らない

後継者と10年後の会社について話す。若い社員を育てる。新しい事業を研究する。健康診断へ行く。家族とゆっくり話す。AIを勉強する。理念を見直す。

どれも大切です。しかし、今日やらなくても会社は止まりません。だから、全部後回しにできます。

一方で、電話、メール、クレーム、納期は「今すぐやってくれ」と追いかけてきます。

未来は、私たちを追いかけてきません。
自分から時間を取りにいく必要があります。

放置の代償

第2象限を放置すると、
いつか第1象限になって帰ってくる。

緊急ではないから先送りできる。しかし大切な準備を放置し続ければ、選択肢の少ない危機として戻ってくることがあります。

01|健康

日々の管理 → 突然の病気

運動、食事、睡眠、健康診断を後回しにし続けると、ある日「緊急かつ重要」になります。

02|人材

育成の先送り → 後任不在

若手育成を放置し、重要な社員が辞めた時になって「後任がいない」と慌てます。

03|承継

対話の先送り → 選択肢の減少

親子の対話を先送りし、体調、関係、株式の問題が表面化した時には時間が残っていないことがあります。

親子の沈黙も第2象限

本当に大切な話ほど、
後回しになっていた

父親と後継者が「この会社を10年後どうしたいのか」について本音で話す。非常に重要です。しかし、緊急ではありません。

だから今日も、明日も、来月も話さない。そして何年も経ってしまう。

私自身にも思い当たることがあります。仕事や業務の話はしている。でも、本当に大切な話ほど後回しになっていました。

だから今、「もっと早く第2象限に時間を使っておけばよかった」と思うことがあります。

時間管理だけでは変わらない

なぜ、大切なことを
後回しにするのか

「重要なことを優先しましょう」と言われれば、誰でも分かります。それでもできない。そこには時間管理だけでは説明できない、内側の「根っ子」が影響しているかもしれません。

後継者の聞きたくない答えが怖い
新事業で失敗するのが怖い
自分が見ていないと失敗するという不安
仕事を休むのは申し訳ないという思い込み
目の前を処理する方が働いていると感じる
重要な仕事ほど、結果がすぐ見えず不安になる

根っ子学では、「あなたのここが悪いから直しなさい」とは考えません。

「ああ、自分はこれが怖かったのか」

自分の影根っ子に気づき、「では今日はどうするか」を自分で選ぶ。そこから自然な変化が始まります。

火曜・根っ子仕事術

優先順位の奥にある、
行動の理由を見る

根っ子仕事術は、単なる仕事のテクニックではありません。成果を上げる人は重要事項から取り組みますが、「優先順位をつけなさい」と言われるだけでは行動が変わらないことがあります。

なぜ雑用へ逃げるのか。なぜ本当に重要な仕事に着手できないのか。そこまで自分に問いかけると、気づいていなかった影根っ子が見えてきます。

気づき、自己選択し、自然に成長する。それが根っ子学の仕事への生かし方です。

今日の実践

まず、30分だけ
「第2象限」を予約する

今日の約束空いたらやる、ではなく。
先に予定を入れる。

30分は一日の約2%。その2%が、残り98%の方向を変える可能性があります。

その30分に、一番大切なのに後回しにしていることを一つだけ行います。

01後継者や社員の話を聞く
02会社の10年後を紙に書く
03新事業・健康・学びを進める

一日の終わりに「今日は忙しかった」と評価する代わりに、こう問いかけてみてください。

今日、私は未来をつくる仕事をしただろうか?

会社の未来を変えるのは、誰かから催促された仕事ではなく、誰からも催促されないのに、自分で選んだ重要な仕事なのかもしれません。

今日の根っ子問いかけ

あなたの第2象限を、
30分だけ始めませんか。

① 一番重要なのに後回しにしていることは?
② なぜ、後回しにしているのでしょうか?
③ 明日30分確保するなら、何をしますか?

特に②を、じっくり考えてみてください。「忙しいから」だけではない理由が、あなたの根っ子に見つかるかもしれません。

「分かっている。でも、なぜかできない」という方は、下のボタンから「第2象限」と一言お送りください。詳しい事情を最初から書く必要はありません。

ご相談内容を、ご本人の了承なく外部へ紹介することはありません。

「第2象限」と一言送る →

発行人

ロッキー藤井

大和製作所創業者・根っ子学®創始者。約50年間の経営経験を基に、人や会社を内側から動かす「見えない根っ子」を言語化・構造化し、自然な成長につなげる研究と実践に取り組んでいます。

平常心と感謝で生きる!

参考資料

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© 根っ子学® / ロッキー藤井
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