挑戦し続ける力─ 藤井薫の思考ノート 人生の道の途中で、立ち止まったあなたへ。私もそうでした。 「もう遅い」と思ったことが何度もあります。でも、“気づいたその日”が、再出発のチャンスです。 このコラムでは、77歳から歩き直した私の視点から、「今をどう生きるか」「過去とどう向き合うか」を語ります。 七十七歳の誕生日。私は会社の代表を退任した。経営からは離れたが、「人生」からは降りたくなかった。何かが終わるとき、それは何かが始まるときでもある。50年をかけて築いてきたものを一度手放し、私はもう一度、「自分とは何者か」を問い直す旅に出た。経営者として、技術者として、父として、祖父として、あまりに多くの肩書の中で、自分が見えなくなっていた。一人の人間として、何を次に遺すべきか──そう考えたとき、「言葉」が残った。私の中に積もった想い、経験、苦しみ、喜び。 それらを綴ることで誰かの役に立てるなら、 それが新たな使命になると感じた。だから今、私は“書く”ことで、再び歩き始めている。それが、77歳の私の「再出発」だ。 感想やご質問は、いつでも歓迎します。藤井薫へのメッセージは → [お問い合わせページリンク]