| ブラウザーで表示 |
会社を渡すことと、息子を自由にすることは、まったく別でした。
私は、息子を 自分の持ち物だと 思っていた。
事業承継で本当に手放すべきものは、 役職や株式だけではありません。
|
ロッキー藤井|根っ子学®創始者・大和製作所創業者 |
|
私は長い間、心のどこかで「子どもは親のもの」と思っていたようです。
|
|
もちろん、口ではそんなことは言いません。子どもは一人の人間であり、本人の人生がある。自由に生きればいい。そう思っているつもりでした。
|
しかし、家業を子どもへ引き継ぐ「事業承継」になると、隠れていた思いが表に出てきます。
|
会社を子どもに譲ることはできても、 子どもを自分から解放することは、案外難しい。 |
THE HIDDEN CONTROL
「お前のために言っている」が、 一番危ない
|
失敗してほしくない。社員や取引先を困らせてほしくない。会社を潰してほしくない。
|
|
だから、つい「それは違う」「私ならそんなやり方はしない」「まだお前には分からない」と口を出します。そして最後には、「お前のために言っているんだ」となります。
|
|
しかし本当に、子どものためだけだったのでしょうか。
|
|
その奥に、「自分の会社を、自分の思い通りにしておきたい」という気持ちはなかったか。さらに、「自分の子どもなら、自分と同じように考えるはずだ」という思い込みはなかったか。
|
|
ONE FAMILY, TWO LIVES
血はつながっている。 しかし、別の人間だった。
|
息子と私は親子です。しかし、生まれた時代、育った環境、経験、得意なこと、価値観は違います。
|
|
社員や取引先なら「考え方が違って当然」と思えるのに、自分の子どもには「なぜ分からないんだ」と思ってしまう。
|
|
FAMILY BUSINESS
事業承継では、いくつもの関係が重なる
|
創業者側には、親、創業者、大株主、会長という立場があります。後継者側には、息子や娘、後継者、次期社長、そして一人の人間という立場があります。
|
|
親として心配しているのか。創業者として反対しているのか。株主として判断しているのか。本人にも分からなくなることがあります。
|
|
そして創業者には成功体験があります。だから、どうしても「私のやり方の方が正しい」と思ってしまいます。
|
|
NOT A COPY
後継者は、創業者のコピーではない
|
事業承継とは、創業者の成功法則をコピーすることではありません。
|
創業者が会社を作った時代と、後継者がこれから経営する時代は違います。AIもSNSも、市場も働く人の価値観も変わりました。
|
後継者に未来を経営させるのか。 創業者の過去を再現させるのか。 |
THE DELEGATION TEST
「任せている」と言いながら、 最後は誰が決めていますか?
|
後継者が、あなたなら絶対に選ばない経営判断をしようとしたら、どうしますか。
|
|
違法でも無謀でもない。ただ、「自分なら絶対にやらない」という判断です。
|
|
社長の椅子、名刺、代表印を渡しても、創業者自身の心が会社を握ったままなら、承継は終わっていません。
|
|
LIGHT AND SHADOW
成功させた力が、苦しめる力へ変わる
|
本当に手放すのが難しいのは、会社でも株でも肩書でもありません。「自分の方が正しい」という確信です。
|
|
責任感、信念、決断力、粘り強さは、会社を育てた「光根っ子」です。しかし使い方によっては、抱え込み、頑固さ、支配、任せられないという「影根っ子」になります。
|
|
影根っ子を悪者にする必要はありません。もともとは、自分や家族、会社を守るために育った力かもしれないからです。大切なのは、今どちらの働き方をしているかに気づくことです。
|
|
THREE THINGS TO RELEASE
創業者が手放すべき、3つのこと
| 01自分の正しさへの執着成功体験は、未来の唯一の正解ではありません。 |
|
02口出しする権利助言と指示は違います。決める権利を渡します。 |
|
03子どもを所有する感覚子どもは独立した人生の主人公です。 |
|
WHAT SHOULD REMAIN?
会社を残すより、大切な承継がある
|
創業者のやり方、ルール、判断基準だけを残すなら、それは会社を「保存」しているだけかもしれません。
|
次世代が必要としているのは、創業者のコピーではなく、自分たちで未来を作るための土壌です。
|
守るべき価値は残す。しかし方法は変えていい。新しい商品や事業へ進み、失敗し、自分たちの会社へ作り直していい。
|
|
手放すことは、失うことではありません。握りしめるのをやめた時、初めて後継者の中に、自分にはなかった可能性が見えてきます。
|
|
NEKKOLOGY®
見えない心の暗黙知を、 見える形式知へ。
|
根っ子学®は、経営者の体験、価値観、使命、恐れ、思い込み、判断の癖を言語化・構造化し、経営、家族、承継に生かせる形へ整える技術です。
|
経営コンサルでも、自己啓発でも、スピリチュアルでもありません。 経営者の内的構造を扱い、本人が自分で気づき、選び直し、行動へ変えるための伴走です。
|
|
TODAY'S QUESTION
後継者を「自分とはすべてが異なる一人の人間」として、本当に見ていますか?
|
もし息子や娘が、あなたとはまったく違う会社を作ろうとしたら、心から応援できるでしょうか。
|
|
創業者、後継者、どちらの立場からでも構いません。短い一言でも、ぜひお聞かせください。
|
ロッキー藤井へ体験を送る → |
AUTHOR
ロッキー藤井(藤井 薫)
|
大和製作所創業者・根っ子学®創始者。27歳で創業し、約50年間の経営と長男への事業承継を経験。現在は、人の心・家族・経営・承継の「見えない根っ子」を見える化する研究と実践に取り組んでいます。
|
平常心と感謝で生きる! |
登録情報を変更 | 配信を解除 © 根っ子学® / ロッキー藤井 |