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50年間の経営で、私が過去に戻って一つだけ直したい最大の失敗です。
ロッキー藤井の失敗劇場③

もし「癇癪玉」がなければ、
何十億円もの損失を
防げたかもしれない

何度倒れても、また立ち上がる。
ロッキー藤井|根っ子学®創始者
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皆さん、こんにちは。藤井薫です。
今日は、私の人生で最大の失敗の話をします。
私は約50年間、経営をやってきました。たくさん失敗しました。
しかし、もし「たった一つだけ、過去に戻って直せる」と言われたら、私は迷わずこれを選びます。
私の中にあった
「癇癪玉」です。
もし、この癇癪玉がなかったら。金額にすれば、何億円どころではありません。何十億円もの損失を防げたのではないか。今の私は、それくらいに思っています。

この大失敗が、
根っ子学を始めるきっかけになった。

自分自身の失敗を、根っこから見つめたことが、後に私が「根っ子学」を始める大きなきっかけになりました。
第1幕|普段はおとなしい。でも中には爆弾があった

癇癪玉は、
いつの間にか破裂していた。

自分で事業を始めてから、私は不思議な感情に何度も襲われました。許せない。腹が立つ。
すると、自分では抑えられないほどの強烈なエネルギーが、身体の内側から湧き上がってくるのです。
ドカーン!
普段の私は、おとなしく見える方です。ところが一度破裂すると、別人のようになりました。
社員。取引先。お客さま。そして何より、若い頃の家内や子どもたち。私はいったい、どれほど多くの人を傷つけてきたのか分かりません。
会社で言われた冗談
「藤井さんは、機械を売らずに、
喧嘩を売ってきた。」
今なら笑って話せます。しかし、当時、私に怒鳴られた人たちにとっては、笑い話ではありません。
第2幕|製麺機のバリを見つけると

お客さまを守りたい。
その思いが、癇癪玉を破裂させた。

当社の製麺機のカバー類は、ほとんどがステンレスでできています。以前は、その切断面に「バリ」と呼ばれる鋭い部分が残っていることがありました。
厨房で働くお客さまは、頻繁に水を使います。手が水でふやけていますから、端がほんの少し尖っているだけでも、手を切って出血することがあります。
工場を歩き、部品の端を触る。
そして、バリを見つける。
その瞬間、責任者を呼び、社員を集め、皆の前で怒鳴りました。「何度言ったら分かるんだ!」「お客さまがけがをしたら、どうするんだ!」

私は「正しいこと」をしている
つもりだった。

私は本気で、「お客さまを守るために怒っている」と思っていました。ここが、一番恐ろしいところです。
「お客さまにけがをさせてはいけない。」これは今でも正しいと思っています。
しかし私は、正しいことを言っているのだから、
自分の怒り方も正しいと思い込んでいました。
でも、違ったのです。
信念と反応は、
まったく別物でした。

品質を良くしようとして、
人を萎縮させていた。

「お客さまにけがをさせてはいけない」という信念と、「相手を怒鳴らなければ問題は解決しない」という反応は、まったく別物でした。
当時の私は、それを切り分けることができませんでした。
社員が考えたのは、
「どうすれば社長に怒られないだろう」
私は品質を良くしようとしていた。しかし同時に、人を萎縮させていたのです。
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失ったものを、金額に換算すると

何十億円もの
機会損失だったかもしれない。

バリ事件は、一つの例にすぎません。この癇癪玉を、私は何十年にもわたって、家庭でも会社でも破裂させてきました。
本来なら育ったかもしれない社員。もっと力を発揮できたかもしれない人。続いたかもしれない取引。深まったかもしれないお客さまとの関係。そして、もっと良い関係を築けたはずの家族。
失ったものを金額に換算することはできません。しかし経営だけを考えても、もし私にこの癇癪玉がなかったら、大和製作所はもっと大きく成長できていたのではないか。私はそう思っています。
何十億円という単位の
機会損失だったかもしれない。
第3幕|78歳になった今

癇癪玉が、
消えていった。

根っ子学に取り組み、自分自身を徹底的に振り返っていく中で、「なぜ私は、あんなに怒っていたのか」を初めて根っこから見つめました。
そして、自分の中にあった「癇癪玉」という影根っ子の存在に気づきました。
長年抑えられなかった
癇癪玉が、消えていったのです。
今であれば、バリを見つけても怒鳴りません。「なぜ起きたのか」「どうすれば二度と起きないのか」を一緒に考えればいい。人を責める必要はなかったのです。

バリが消え、
私の心からも癇癪玉が消えた。

現在、製麺機から、バリはほとんどなくなりました。そして、私の心からも、癇癪玉が消えました。
私が本当に守りたかったのは、「お客さまにけがをさせてはいけない」という信念でした。その信念まで捨てる必要はなかったのです。
捨てる必要があったのは、
その信念を守るための「怒鳴る」という反応でした。
今日の根っ子

「止めたいのに止められないもの」を、
性格で終わらせない。

「分かっているのに、また怒ってしまう」「同じことで何度も家族とぶつかってしまう」「人に任せたいのに、どうしても任せられない」「我慢して、最後に爆発してしまう」。そんな反応に困っている方がいるかもしれません。
それを、「自分はこういう性格だから仕方がない」で終わらせないでください。私も、何十年もそう思っていました。しかし、私は変わりました。
まず存在に気づく。
次に、信念と反応を分けて見る。
そこから、自分の反応を選び直せるようになります。
今日の問いかけ

怒りが出た時、
すぐに相手を責めない。

怒りの正しさを証明する前に、その奥にある信念と反応を分けて見ます。
  1. 私は、何を「許せない」と感じているだろうか。
  2. 本当に守りたい信念は、何だろうか。
  3. 怒鳴らずに、その信念を守る方法はないだろうか。
失敗は消せない。
でも、その失敗を誰かの未来に役立てることはできる。
読者の皆さんへ

あなたにも、
「止めたいのに止められないもの」はありませんか。

特に、私が持っていたような「癇癪玉」が収まらず、困っている方がいらっしゃったら、いつでも私に相談してください。
「実は私も、怒りを止められないんです」
その一言だけで結構です。
このメールに、そのまま返信してください。秘密は守ります。一緒に、「なぜ、自分はそう反応してしまうのだろう」と、根っこまで探してみましょう。

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発行人 ロッキー藤井
大和製作所創業者・根っ子学®創始者
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ロッキー藤井
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