もし「癇癪玉」がなければ、 何十億円もの損失を 防げたかもしれない
|
無料ニュースレターを購読する →
経営・仕事・家族・承継を、毎日1%進化させる視点をお届けします。購読無料・いつでも解除できます。 経営者仲間や後継者への共有も歓迎します。
|
|
|
私は約50年間、経営をやってきました。たくさん失敗しました。
|
|
しかし、もし「たった一つだけ、過去に戻って直せる」と言われたら、私は迷わずこれを選びます。
|
|
もし、この癇癪玉がなかったら。金額にすれば、何億円どころではありません。何十億円もの損失を防げたのではないか。今の私は、それくらいに思っています。
|
|
この大失敗が、 根っ子学を始めるきっかけになった。
|
自分自身の失敗を、根っこから見つめたことが、後に私が「根っ子学」を始める大きなきっかけになりました。
|
|
癇癪玉は、 いつの間にか破裂していた。
|
自分で事業を始めてから、私は不思議な感情に何度も襲われました。許せない。腹が立つ。
|
|
すると、自分では抑えられないほどの強烈なエネルギーが、身体の内側から湧き上がってくるのです。
|
|
普段の私は、おとなしく見える方です。ところが一度破裂すると、別人のようになりました。
|
|
社員。取引先。お客さま。そして何より、若い頃の家内や子どもたち。私はいったい、どれほど多くの人を傷つけてきたのか分かりません。
|
|
「藤井さんは、機械を売らずに、 喧嘩を売ってきた。」
|
|
今なら笑って話せます。しかし、当時、私に怒鳴られた人たちにとっては、笑い話ではありません。
|
|
お客さまを守りたい。 その思いが、癇癪玉を破裂させた。
|
当社の製麺機のカバー類は、ほとんどがステンレスでできています。以前は、その切断面に「バリ」と呼ばれる鋭い部分が残っていることがありました。
|
|
厨房で働くお客さまは、頻繁に水を使います。手が水でふやけていますから、端がほんの少し尖っているだけでも、手を切って出血することがあります。
|
工場を歩き、部品の端を触る。 そして、バリを見つける。
|
|
その瞬間、責任者を呼び、社員を集め、皆の前で怒鳴りました。「何度言ったら分かるんだ!」「お客さまがけがをしたら、どうするんだ!」
|
|
私は「正しいこと」をしている つもりだった。
|
私は本気で、「お客さまを守るために怒っている」と思っていました。ここが、一番恐ろしいところです。
|
|
「お客さまにけがをさせてはいけない。」これは今でも正しいと思っています。
|
しかし私は、正しいことを言っているのだから、 自分の怒り方も正しいと思い込んでいました。
|
|
品質を良くしようとして、 人を萎縮させていた。
|
「お客さまにけがをさせてはいけない」という信念と、「相手を怒鳴らなければ問題は解決しない」という反応は、まったく別物でした。
|
|
当時の私は、それを切り分けることができませんでした。
|
社員が考えたのは、 「どうすれば社長に怒られないだろう」
|
|
私は品質を良くしようとしていた。しかし同時に、人を萎縮させていたのです。
|
|
次号から無料で受け取る →
|
この記事が浮かんだ経営者・後継者の方は、ぜひ共有してください。
|
|
何十億円もの 機会損失だったかもしれない。
|
バリ事件は、一つの例にすぎません。この癇癪玉を、私は何十年にもわたって、家庭でも会社でも破裂させてきました。
|
|
本来なら育ったかもしれない社員。もっと力を発揮できたかもしれない人。続いたかもしれない取引。深まったかもしれないお客さまとの関係。そして、もっと良い関係を築けたはずの家族。
|
|
失ったものを金額に換算することはできません。しかし経営だけを考えても、もし私にこの癇癪玉がなかったら、大和製作所はもっと大きく成長できていたのではないか。私はそう思っています。
|
|
癇癪玉が、 消えていった。
|
根っ子学に取り組み、自分自身を徹底的に振り返っていく中で、「なぜ私は、あんなに怒っていたのか」を初めて根っこから見つめました。
|
|
そして、自分の中にあった「癇癪玉」という影根っ子の存在に気づきました。
|
長年抑えられなかった 癇癪玉が、消えていったのです。
|
|
今であれば、バリを見つけても怒鳴りません。「なぜ起きたのか」「どうすれば二度と起きないのか」を一緒に考えればいい。人を責める必要はなかったのです。
|
|
バリが消え、 私の心からも癇癪玉が消えた。
|
現在、製麺機から、バリはほとんどなくなりました。そして、私の心からも、癇癪玉が消えました。
|
|
私が本当に守りたかったのは、「お客さまにけがをさせてはいけない」という信念でした。その信念まで捨てる必要はなかったのです。
|
捨てる必要があったのは、 その信念を守るための「怒鳴る」という反応でした。
|
|
「止めたいのに止められないもの」を、 性格で終わらせない。
|
「分かっているのに、また怒ってしまう」「同じことで何度も家族とぶつかってしまう」「人に任せたいのに、どうしても任せられない」「我慢して、最後に爆発してしまう」。そんな反応に困っている方がいるかもしれません。
|
|
それを、「自分はこういう性格だから仕方がない」で終わらせないでください。私も、何十年もそう思っていました。しかし、私は変わりました。
|
|
怒りが出た時、 すぐに相手を責めない。
怒りの正しさを証明する前に、その奥にある信念と反応を分けて見ます。
|
- 私は、何を「許せない」と感じているだろうか。
- 本当に守りたい信念は、何だろうか。
- 怒鳴らずに、その信念を守る方法はないだろうか。
失敗は消せない。 でも、その失敗を誰かの未来に役立てることはできる。
|
|
あなたにも、 「止めたいのに止められないもの」はありませんか。
|
特に、私が持っていたような「癇癪玉」が収まらず、困っている方がいらっしゃったら、いつでも私に相談してください。
|
「実は私も、怒りを止められないんです」 その一言だけで結構です。
|
|
このメールに、そのまま返信してください。秘密は守ります。一緒に、「なぜ、自分はそう反応してしまうのだろう」と、根っこまで探してみましょう。
|
|
今の問題を生んでいる 「見えない根っ子」を確認してみませんか。
|
努力しているのに同じ問題が繰り返される時は、表面ではなく根っ子に詰まりがあるのかもしれません。まずは無料診断で、ご自身と会社の現在地を見えるようにしてください。
|
|
診断結果は、誰かを責めたり合否をつけたりするものではありません。次の一歩を自分で選ぶための現在地確認です。
|
根っ子学®を、最初から読みたい方へ
|
ロッキー藤井が50年間の経営、家族、失敗、事業承継から見つけた「見えない根っ子」の考え方を、書籍でじっくりお読みいただけます。
|
|
|
根っ子学®は、経営者・家族・会社を内側から動かす「見えない根っ子」を、言葉と構造で見えるようにする取り組みです。
|
|
毎日の根っ子レターを無料購読する →
|
経営・仕事・家族・承継を、毎日1%進化させる視点をお届けします。購読無料・いつでも解除できます。
|
|
|
このメールは、根っ子学®ニュースレターへご登録いただいた方にお送りしています。
|
|